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2006-02-26 Sun 23:49
なんとも釈然としない気持ちでまたまた控え室に戻った。まぁいいか。次の演技審査でがんばろうっと。そもそも最初は演技コースで応募したんだし。
と思って、また長い待ち時間を過ごしていると、運営の手伝いをしてる俳優さんが控え室にきて、よく通る声でこう言った。 |
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2006-02-25 Sat 13:17
永遠に続くんじゃないかと思うような、それはそれは長い待ち時間を経て、やっと歌の審査が始まった。会場に入ると椅子がずらっと10個ぐらい並んでいる。受験番号順に座り、端から一人ずつ歌っていく。ボクは真ん中ぐらいだったと思う。
すぐにボクの順番がやってきた。ボクが選んだ歌は「ユタと不思議な仲間たち」の「友達はいいもんだ」。 ピアニストさんが前奏を弾き始める。 |
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2006-02-24 Fri 21:42
音楽が止まると逃げるように出口へ走ってダンス審査終了。なんだかわけがわからず舞い上がったままアッと言う間に終わってしまった感じだ。いまのダンスが良かったのか悪かったのか、さっぱりわからない。
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2006-02-23 Thu 22:43
一旦アトリエから追い出され、外の待合室みたいなところで待機させられる。よく見ると、そこかしこに現役の俳優や研究生らしき人がいて、運営の手伝いをしているようだ。なんか妙にピリピリしてて怖い。
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2006-02-22 Wed 13:22
あとケイタが話したのは、「観る天国、やる地獄」という話。そこかしこで言ってるので、聞いた事がある人もいるんじゃないだろうか?内容はそのまんま。ミュージカルは観るのは楽しいけど、やるのは地獄の苦しみだぞ、ってこと。
まぁわからなくはないが、必要以上の苦しみを与えているのは自分自身であることに気づいてないのかな? |
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2006-02-21 Tue 01:00
ぬぅ、っと現れたケイタはものすごい存在感だった。背はデカいし、グラサンだし、とにかくタダ者ではないオーラを放っていた。
そしてケイタは言った。 |
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2006-02-19 Sun 20:08
翌日、それはもう不安いっぱいで、心もいっぱいいっぱいで、本選に向かった。早く着いてもいい事なんて何も無いのに、ボクが到着した頃にはもう何百人の「いかにも」っていう感じの人々が列を作ってて、早くも及び腰になる。こんな人たちの中を勝ち抜いて受かる自信なんて全然ないよって、ヘタレモード全開フルスロットルだ。
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2006-02-17 Fri 23:28
半泣きになっているところに、歌の教室でちょっと面識がある女の子を見つけたので、とりあえず泣き付いてみた。
「やばいよおお、ぜんぜんおぼえられなかったよおおおお」 |
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2006-02-16 Thu 23:31
そういうわけで、ボクは研究生のオーディションを受けることになった。
研究生のオーディションは歌・ダンス・芝居の審査があるのだが、本選の前日にダンスの振り写しがあった。振り写しとは、オーディション本番で踊るダンスの振り付けを、あらかじめ教えてもらうことである。 |
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2006-02-15 Wed 21:07
まもなく、四季の書類審査の結果が郵送されてきた。前に書いたように、ボクは「演技コース」で応募したのだが、結果は「研究生コース」で受験するように、というものだった。当時ボクは25歳。無収入で一年間研究生をすることなんて不可能だったので悩んだ。
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2006-02-15 Wed 01:17
あとは歌のテープ。このテープのためにわざわざレコーディングスタジオを借りる人もいるみたいだが、ボクには当然そんなお金もないので、当時通っていた歌のレッスンの時に録音してもらった。
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2006-02-13 Mon 23:58
劇団四季のオーディションは、400字程度の志望動機を書いた作文を提出しなくてはいけない。まあはっきり言ってめんどくさい。作文なんて小学校以来だ。
まず練習がてら何も考えずに書いてみた。そしたらエッセイみたくなってしまった。「幕が下りたときボクは・・・」みたいな書き出しで。 |
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2006-02-12 Sun 18:17
まず写真を撮りに行かないといけない。四季に入ってから同期に聞くと、飼い犬と一緒に撮ったスナップ写真で受かったなんてツワモノもいたが、やはり写真屋さんに行ってプロのカメラマンに撮ってもらったほうが良いに決まってる。だいたい入る前にそんな情報は無い。
という訳で、いま考えると何を根拠にそう言われていたのかわからない、四季に受かりやすいと評判の写真館を訪れた。成城にある、どでかい一軒家のようなスタジオ。 |
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2006-02-11 Sat 22:30
というわけで、まずは劇団四季のオーディションの話から。
四季のオーディションには、まず書類審査がある。応募するときは、入団後すぐ舞台に立つ「歌唱コース」「ダンスコース」「演技コース」と、一年間レッスンを積んでから舞台に立つ「研究生コース」から、自分が受験するコースを選ばなければならない。ボクは本当は歌が得意で「歌唱コース」で受けたかったのだが、「歌唱コース」の受験生は音大出身者がほとんどを占め、法学部出身の僕はどう考えても他の受験生にキャリアで見劣りすると思ったのでやめた。かといって、まさか「ダンスコース」で受けるわけにもいかない。ボクのダンス力の無さは舞芸のレッスンで完璧に証明済みだったから。 |
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2006-02-11 Sat 21:58
舞芸を卒業した後、バイトをしながらレッスンも続け、自主公演や発表会的な舞台にはいくつか出たりもしたのだが、そんなことをつらつら書いてるといつまで経っても四季にたどり着けないので、とりあえず割愛。とっとと四季の話を始めてしまおう。
というわけで、長ったらしい前置きを終え、今日からいよいよ『劇団四季編』スタート!パチパチパチパチ。 と、その前に、四季編に入るにあたりひとつお願いがあります。 |
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2006-02-10 Fri 22:01
その後、選ばれたの『FANTASIA』という作品。アンデルセン原作の童話「雪の女王」をミュージカルにしたものだ。友達のカイという少年を雪の女王にさらわれたゲルダが、辞書・時計・薔薇のお供と共にカイを助ける旅に出る、というなんだかありふれたお話。これがまた実につまらない。前回の卒公であんな感動的な作品に出た反動もあって、一気にやる気を失った。
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2006-02-09 Thu 23:43
2回目の卒公はもちろん自分達の期の卒公。舞芸別科は、ボクらの期まで1年半で、半年後に入学してきたひとつ下の期からは1年になっていたので、この時の卒公はひとつ下の期との合同になった。
合同でやるということは、それだけ役の取り合いが激しくなるという事。男はどちらにせよ絶対数が少ないから大した影響は無かったが、女の子は大変だったようだ。役の数は変わらないのに、役を争うライバルは突如2倍になるのだ。単独でやると自分の実力ならそこそこの役が付くだろう、と皮算用していた同期の女の子はかなり動揺していた。っていうか、怒っていた。「なんで入ってまだ半年の子と同じ卒公に出なきゃいけないのよっ!」って。自分だってまだ入って1年しか経ってないくせに。 |
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2006-02-08 Wed 20:57
その時の演目は『I HAVE A DREAM』という作品だった。あのマーティン・ルーサー・キング牧師と黒人達の公民権運動を描いた物語である。非暴力・非服従というスローガンのもと、白人からの差別や迫害に公然と立ち向かい、最後には自由を勝ち取るという、史実に基づいた作品だ。作品のタイトルは、ワシントン大行進の際に行われたキング牧師の有名なスピーチからきている。
Martin Luther King, Jr. ![]() |
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2006-02-07 Tue 23:14
今は変わってしまったが、ボクがいた頃の舞芸別科は、入学から卒業まで1年半の課程だった。なので、半年ごとに新入生が入って来て、半年ごとに卒業公演が行われていた。
で、どうしたことか、ボクは舞芸で2回の卒業公演に出演した。 1回しか卒業してないのに。 |
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2006-02-06 Mon 20:58
ビリー先生に引き続き、もう一人のビッグでレアな先生の話を。
■吉田タケオ先生 タップダンスの先生。普段の授業でタップを教えてくれてるのは、多分60歳は超えてるだろうっていう、かなりのおばあちゃん先生なのだが、吉田先生はこのおばあちゃん先生の師匠にあたる人。おばあちゃんの師匠なのだから、当然かなりのご高齢。おそらく80歳は超えてるんじゃないだろうか。いわく、日本に初めてタップダンスを持ってきたっていう人のお弟子さんらしい。 |
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2006-02-05 Sun 22:33
舞芸では、毎週授業を担当する先生の他に、たまぁに来てくれるビッグな先生がいる。いや、舞芸のパンフによれば、毎週行われてる授業も、本来ならそのビッグな先生の担当なのだが、そこはそのビッグに許される特権というかなんというか、普段の授業はその先生たちのお弟子さんが行う。
で、今日と明日は、そのたまぁに来てくれるビッグでレアな先生たちのお話を。 |
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2006-02-04 Sat 19:39
ボクは滑舌がものすごく悪かった。
五十音を発音する時のベロの動きが正しくなかったのだ。 特におかしかったのが「サ行」と「ツ」の発音。二十数年間全く気づかなかったのだが、当時バイトをしていた会社の同僚に指摘された。「“トゥ”じゃなくて“ツ”だよ!“ふトゥう”じゃなくて“ふツう”!」ボクは何を言われたのかさっぱりわからなかった。だってそれまで自分の発音がおかしいなんて考えたこともなかったし、ごく普通にしゃべってるつもりだったから。 |
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2006-02-03 Fri 22:44
舞芸でボクの入ったコースは「ミュージカル部別科」というところだった。本科の授業は昼間、別科の授業は夜にある。したがって、別科は昼間働きながらとか、学校に通いながらという人がほとんどだった。中には獣医やりながらっていう、ちょっと何考えてんだかわかんない人もいた。しかもこの人、数年後には獣医を辞めて四季に入って来たからすごい。なのにすぐにクビになってしまった。いまどうしてんだろ?また獣医やってんのかな?
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2006-02-02 Thu 21:48
初日、かなりドキドキしながら池袋にある舞芸に行った。ほんのちょっと歌は習っていたものの、それ以外は完璧なズブの素人だ。そこらへんを歩いてるおじさんと何も変わらない。みんなのレベルが高すぎて全くついていけなかったらどうしよう。
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2006-02-01 Wed 22:15
舞芸の話を書いたので、超久しぶりに舞芸のHPに行ってみたら、トップページの写真にボクがいるのを発見!って言っても本人以外にはたぶんわからないと思うけど。。。
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2006-02-01 Wed 20:28
そんなこんながあったのは、1999年の春。のちょっと前。つまり僕が大学を卒業する時期だった。ボクの大学は、授業なんてどうでもいいから、みんな自分で司法試験の勉強をがんばってください、そのために試験も楽チンで卒論も無しにしときますから、ってスタンスだったので、ありがたくすんなり卒業させてもらった。
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| ボクが劇団四季をクビになったワケ |
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